SSブログ

続・消極的なカーオーディオブーム。 [クルマ]

前回は「失われた純正スピーカー」などを復旧したあたりで終わりました。
せっかく素性の良い車なので経年劣化などで残念になってしまった部分をなんとかしたい。
もともと三菱アイはデビュー時から気になっていた車ですが、10年も経ってから買ったのは不人気で安かったからです。
とは言ってもミッドシップレイアウトがもたらす独特のドライブフィールは慣れると快感で、もう一生コレでいいやと思っています。
やっぱりドイツ車欲しいですけどw
それだけに自分で治せる細かな不満は解消していこうとしていたら結構な手間がかかってしまいました。

ヘッドホンアンプで信号をブーストしても中音域が痩せてしまう。
で、今更ながら初めてのデッドニングをしてみました。
IMG_1680.jpg

スピーカー周りはエーモンの入門セット、ドアパネルのサービスホールはamazonで入手した特大レジェトレックスを使いました。
ドアパネルの内側には鉛シート、レジェトレックス、吸音スポンジなどを貼り付けてあります。
防水ビニールを剥がした後のブチルゴムを綺麗に取り去るのは非常に面倒臭いらしく、皆さん苦労されているようです。
どうせ見えない所ですし、乗りつぶす気なので私は残ったブチルゴムを除去せず、上からマスキングテープを貼ってベタベタを回避するだけにしました。
ドア内張りの内側にはグラスウールのマットを手で裂いて貼り付けてあります。
その他、音が漏れそうな隙間にはエプトシーラーを貼り付けてなんとなく塞いだりしました。

私はこういうのはマニアのやることで実効性には期待していませんでした。
が、効果はありました。
デッドニングする前と同じボリュームで音楽を再生すると、デッドニング後は明らかに音が大きくなります。
スピーカーは表に出る音と正反対(逆位相)の波形の音が裏から出ています。
この裏から出た逆位相の音波が前に漏れ出て正位相の音波と交わると打ち消しあって音が減衰してしまいます。
家庭用のスピーカーが丈夫な木の箱に収まっているのは逆位相の音を封じ込めるためです。
バスレフポートの話は長くなるので割愛させていただきます。
隙間だらけのドアもエンクロージャーに見立てて穴を塞ぎ、ドア内の逆位相の音を吸音材や拡散材で減衰してやれば室内に侵入できなくなり、正位相の音が相殺されなくなるはずです。
結果は大成功でした。
ドア内張りにまで貫通するバスレフポートを設けて低音をブーストする猛者もいるらしいですが、私はバスレフポートは諸刃の県だと考えているので止めておきました。

効果覿面ですが、これはもともと遮音材などが少ない安い軽だからで、新車時から騒音対策がしっかりなされている高級車では素人がちょっと施工したくらいでは違いが分からないだろうと思います。
そして、効果覿面だった結果、低音がしっかり響くようになり、施工前よりも中音域が聞こえづらくなってしまったのですwww
デッドニングの効果は明確にあります。
ただし、良い音になるかかどうかはやってみないと分からないのです!

さらに工夫は続くのです。


安いものからちまちま買い足して行ったのですが、全部入ったセット買った方が良かったかもしれません。
nice!(5)  コメント(5) 
共通テーマ:自動車

消極的なカーオーディオブーム その1。 [クルマ]

私はカーオーディオに凝ったことはありませんでした。
これまで車内での音楽は聴ければOKで音質はどうでも良い方。
前に乗っていたクロスポロではiPhoneの音楽をFMトランスミッターで聴いていたくらいですしね。

中古で購入したアイには純正ナビ(三菱電機NR-HZ750CD-DTV)が付いていました。
10年前の製品ですが別体式のフルセグTVチューナーを含めて30万円もする高価なシロモノ。
加えてターボGグレードには6スピーカーが標準装備です。
オーディオに興味なくても期待してしまいます。

とは言え、古い型なのでUSBやIPhoneには対応しておりません。
せっかくなのでbluetoothで手間無し再生したいですね。
ナビ本体にはAUX入力が無く、専用線で接続されたテレビチューナーの方にRCA入力がある仕様です。
納車後すぐにステレオミニプラグーピンプラグ変換ケーブルを買ってきてiPhoneを繋ぎ、音楽を再生しました。

何も聞こえないwww

いや待って。
かすかに聞こえるw
小さな音がw
iphone、ヘッドユニット共に音量最大にしたら何とか聞こえる。

アレです。
このAUX端子は本来DVDプレーヤーなどを繋ぐためのもので、ステレオミニジャックとはインピーダンスが違うのですね。
なのでiPhoneやウォークマンなどのモバイルプレーヤーでは出力が足りないのでした。
いやいや、うっかりしておりました。
このナビには入力レベルの調整などは無いのです。
iPhoneとテレビチューナーの間にプリアンプを噛ませれば何とかなるか?

ならば、やはり中華bluetoothレシーバーとUSB電源で駆動できる小型ヘッドホンアンプを注文して。
中国からブツが届いたら早速取り付け。
IMG_1871.jpg

ノーブランドのbluetoothレシーバー。
ワンボタン式でつまみを回して選曲、押して再生/停止。
着信があったらやはり押せば応答。
内臓マイクでハンズフリー通話ができます。
ブラインド操作できるのが素晴らしい。
ちょっとiDriveっぽくてGOOD !
写真はありませんがxDuoo XQ-10という小型アンプでドーピング。

ちゃんと普通の音量で聴けるようになりました。

が、音がスカスカです。
昭和の乾電池駆動のラジオのよう。
中学生の頃、布団の中で聴いたオールナイトニッポンを思い出すくらい。
オプションのナビに30万も出した前オーナーがこの音で満足できたのか?
いや、出来なかった!

見てみたらリアドアのスピーカーがありませんでした。
IMG_1605.jpg

マイガッ!
ダッシュボードのツイーターも鳴っているような鳴ってないような。
実はツイーターの付いている車を所有したことが無かったのでよく分からなかったのです。
リヤドアのスピーカー配線は何やら分岐されてますね。
何とも雑な作業です。
どうも前オーナーはスピーカーを全部社外品に交換した上にサブウーファーと荷室にサテライトスピーカーまで取り付けていた形跡がありました。
手放した時にフロントドアに純正スピーカー、ダッシュボードにはテキトーなツイーターを取り付けたんですな。
あるいはそれは中古車屋、あるいはオークション業者の仕業かもしれません。
ツイーターの配線が本当にやっつけ仕事で接触不良で本当に鳴っている時と鳴っていない時がありました。
気のせいじゃなかったデス。

さすがにこれでは気に入らないので、解体屋さんへGO !
IMG_1603.jpg

北広島にある伊丹車両さんの「ecoひろば」です。
舗装された敷地に「もぎ取り車」が整然と並べられています。
欲しいパーツを自分で外してレジへ持って行ってお会計。
純正スピーカーは1個500円と明朗会計でありがたいお店です。
この後もちょくちょくお世話になっております。

お目当てのアイを発見。
IMG_1604.jpg

スピーカーを外して、自分のアイに移植します。
IMG_1607.jpg

はめ込んでコネクターを繋ぐだけ。
ミンカラなどで調べまくってから行ったのでドア内張りの脱着も簡単でした。
こういう作業をするのは初めてなのですが、廃車の内張りを外してスピーカーいただいて会計して自分の車に取り付けるまで1時間もかかりませんでした。
ネットの先輩達のおかげです。

防水ビニールにぽっかり穴が空いている状態なのはまずかったですからね。
スピーカーで塞がれて取りあえず大丈夫でしょう。

ちゃんと6スピーカーになり、物足りなかった音量も満足。
だがしかし、だがしかし・・・。

同じ音源で焼いたCD-Rを再生した場合と比べてiPhone + bluetoothだと中音域が痩せてしまう。
ボーカルはともかく、伴奏のピアノのリフなどが聞こえにくい。
軽自動車で車内が騒々しいから仕方ない面もあるのですが。
調べると安物bluetoothは音質劣化が顕著らしいですね。
以前買ったbluetoothヘッドホンでは気にならなかったので知りませんでした。

なんとかならないか?

それから2年間。
オーディオ沼に嵌りはしませんでしたが、色々と手を出してしまった話はまた次回でヤンス。









nice!(6)  コメント(7) 
共通テーマ:スポーツ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。