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キロロー! [お出掛け]

北海道は既に真冬。
ロードバイクはもう乗れないし、早速冬のレジャーであるスキーに行ってきた。
子供向けスキー教室の割引券があったので息子と2人、はるばる赤井川村のキロロリゾートを目指す。
当初は割安なバスツアーに申し込んでいたのだが、応募者多数で抽選に漏れてしまった。
せっかく休みをとっていたのに家でくすぶっているのはもったいない。
冬の峠越えはやりたくないが思い切ってクロスポロを引っ張り出した。
キロロ1.jpg

前日からの大雪で道路は真っ白。
雪に埋もれた愛車を見て「やっぱやめようかな」と思ったほどだ。
しかしいざ走り出してみると空は晴れわたり、道程を祝福してくれているかのようだった。
キロロ3.jpg
クロスポロで圧雪アイスバーンを走るのは初めて。
峠の上りコーナーではステアリングを切りながらも加速しなければならないのでボッシュ自慢のESPが作動しまくりだった。
さすがに写真は撮れないがESP作動中はメーター内のインジケーターが点滅して「あなたは危険な路面にいますよー」と警告してくれる。
さすがドイツの科学力は世界一ィィ!(久し振り)。
まあ前が詰まっていてノロノロ運転だったので特に不安も無かったのだけれど。
キロロ2.jpg
無事にキロロに到着。
自宅からたっぷり2時間掛かってしまった。
ちなみに近場のスキー場はまだ営業していないので、この時期に滑りたいなら遠出を余儀なくされる。
キロロ4.jpg
これはクロスポロの右前輪。
タイヤハウス後ろのフロアにこびりついた雪が走ってきた道の路面状況を示している。
こんなに雪道走ったのは3年振りかな~。
キロロ5.jpg
滑る準備をしたりスキースクールの手続きをしたりしていたら雲行きが怪しくなってきた。
この後は帰宅するまで結構たっぷりな降雪があった。

そもそもの目的は虎の穴ならぬアニーキッズスキーアカデミーに息子を放り込む事。
キロロ6.jpg
昨シーズンから始まったフランス生まれのスキースクール。
とにかくスキーの技術を叩き込む既存のスクールと違って、子供を飽きさせず楽しく学べる工夫で満ちている。
去年、試しにバスツアーで息子を行かせたのだが「楽しかったー!」とご満悦だった。
なので今年も行かせたかったワケ。
キロロ7.jpg
授業風景はこんな感じ。
ヘルメットは無料レンタルで全員被っている。
良心的なサービスだと思う。
見ていて感心したのはとにかくスタッフの人数が多い事だ。
入校時に自己申告でレベルに応じてクラス分けをするのだが、実際に教え始めてからさらに子供達を腕前に応じて小グループに分け、きめ細かい指導をしてくれる。
上手い子に囲まれて落ちこぼれてしまう子もいなければ、下手な子に付き合って退屈してしまう子もいないのだ。
スタッフの人数が揃っていなければ出来ない事で、これは大変な贅沢だなと思う。
スキーの練習だけでなく、みんなでゲームをしたりとにかく楽しいそうだ。
しかも専用ランチルームまで用意されていて、朝子供を預けたら夕方までそのまま面倒を見てくれる。
親は一日安心してスキーに興じる事が出来るのだ。
その分、料金は高めなのだが、何とかまた連れてきてやりたいですナ。

そして私は・・・。
キロロ8.jpg
完璧なパウダースノー。
新雪が残っているコースも多く、一般的なスキーヤー・スノーボーダーは大喜びする抜群のコンディション。
しかし私は深雪が大の苦手なのだ。
整地されたゲレンデを滑りたかったなぁ・・・。
苦手な深雪と一日格闘していたので全身の筋肉が張っております。
いかにムダに力が入っているか分かりますな。
まだまだ修行が足りないようでヤンス。

終盤、子供の様子を見に行ったら昨シーズンとは別人のようにスイスイ滑っていて驚いた。
もう2,3回参加させたら私より上手くなりそうだ。
連れてきた甲斐があったってもんでサ。

キロロ9.jpg
ロビーに鎮座していたキロロのマスコット。
これは・・・犬なのか?
売店に小さいのが売っていたのだが、この間洞爺湖で「しかちゃん」買ったばかりだし自重した。

さあ!
家に帰るまでが遠足ですゼ!

帰りの峠はもう地獄。
雪は弱くなっていたが路面は真っ白であちこちにアイスバーンが待ち構えている。
制限速度程度でおそるおそる走っていたら、追いついてきた4トントラックに散々煽られた挙句、ぶち抜かれた。
それも直線ではなく、見通しの良い右コーナーへのアプローチでだ。
「インを刺された」ってやつですな。
それはやっちゃイカンだろーと思う。
トラックが巻き上げた雪煙で前は見えなくなるし「帰ったらブログに会社名晒してやんよ!」と憤懣やるかたないももんがだったのだが。
会社名見たのに忘れちゃった・・・。
なんとか運輸って書いてあったんよ(普通はなんとか運輸だよなぁ・・・)。

意地になって追ったりしたら危険が危ない。
無視してゆっくり走っていたら別のクルマに追いついた。
と言う事はさっきのトラックはこのクルマもぶち抜いたのか・・・。
アリエナス!
私はビビリなので車間距離を100メートルほど取って走る。
そしたらタイトコーナーの進入で前車がスピン。
180度回ってコチラを向いて止まった。
ビックリしたなぁモウ!
車間距離を多めに取っていたのは大正解でこのコーナーは本当にツルツルに磨き上げられていた。
クロスポロもABSがガクガク言うばかりで全然止まらない。
やっと止まれたのは前車の5メートルほど手前と言う際どさ。
嫌な汗かきましたゼ。
スピンした前車が何度も切り返している間、ハザードランプを灯して待っていたわけだが、いつ後から別の車が突っ込んでくるかとヒヤヒヤし通しだった。
まったく生きた心地がしなかった。
しかし前車が目の前でスピンしなかったら自分がやっていたかもしれないワケで・・・。
これはラッキーだったと考えるのが吉ですナ。

ほうほうの体で札幌市内に辿り着いても安心出来ない。
ABSとESPが作動しまくる。
ひょっとしてダンロップDSX2はハズレタイヤだったのか?
などと思ったが、FFベースの4WD車が後輪をホイールスピンさせているところを何度も見た。
それほど酷い路面状況だったと言う事だろう。
冷や汗かいたがクロスポロはちゃんと走れましたゼ。

ちなみにスキー場を出た直後から息子は爆睡していたので父の苦労は知らない。
羨ましいこった。

こうなるとスタビリティー性能の高い4WDが欲しくなるなぁ。
ポルシェ・パナメーラ4Sなんて凄く魅力的なのだが。
金額はともかく、四駆を手に入れたらアホな私は過信してスピードを出し過ぎるだろう。
FFのクロスポロでオッカナビックリ走っている方が良いのかもしれない。

皆さんもお気をつけて!

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コメント 12

honda_cb6

アイスバーン、読んでるだけで体がこわばってきました。A(^^
ご無事で何よりです。
by honda_cb6 (2009-12-20 01:05) 

2601

ケロ~!
北海道出身のドライバーと以前一緒に働いていましたが、制限時間があり遅れると運賃が下がるそうでそんな運転するんでしょう。
怖い怖い
子ども預けて親子でスキーは楽しいですよね。懐かしス。
by 2601 (2009-12-20 12:09) 

soraneko

アイスバーンにパウダースノーだと、鉄板に砂をまいたようになり、まったくグリップしなかった事があります。
こうなるとチェーンだろうが4WDだろうがどうにもなりませんでした。

ももんがさんのように、「勇気有る臆病」が一番正解のような気がします。

最新のスタットレスタイヤや電子デバイスの制御だと、基本的なスノードライブの知識やテクニックが無しでも結構普通に走れてしまうんですけど、危険認識が出来ない為、限界を超えるドライバーが多いようですね。

雪道は、最新の重量級ハイパワーSUVが格闘しているのを尻目に、軽量で非力な軽自動車がスイスイ走り抜けていく光景が良く見られます。
by soraneko (2009-12-20 13:50) 

ももんが

honda_cb6さん。
怖かったですよー。
でもこんなに酷くなる事は滅多にありません。
運が悪かったです。
by ももんが (2009-12-20 15:11) 

ももんが

2601さん。
確かに運送業界の時間のシビアさは問題なんですよね。
こちらでは観光バスも無理なスケジュールを組まれていて暴走してたりします。
でもあのトラックはどう見ても「空荷」だったような・・・。
スキーは楽しかったです。

by ももんが (2009-12-20 15:14) 

ももんが

soranekoさん。
「勇気有る臆病」・・・お恥ずかしい。
私はただのヘタレでございます。
電子デバイスが作動したらそれ以上のスピードは出さないように決めています。

クルマの性能にモノを言わせて冬道でも飛ばしている人はたくさんいますね。
そう言う人達は危険認識が薄いんでしょうね。
巻き込まれないように車間距離を開けるに限ります。

以前四駆の軽に乗っていましたが冬道はラクチンでした。
だからって飛ばしたりはしませんでしたけどね。
by ももんが (2009-12-20 15:19) 

jun

そちら北海道はすっかり真冬の景色ですね!
私も4駆の車欲しいなとこの冬で実感しました。
でも4駆は過信し過ぎて痛い目に会いそうです(汗)
by jun (2009-12-20 18:03) 

kanchi

パナメーラはあのボディの大きさと座面の低さから、かなり慣れないと取り回しに苦労しそうですよ! 左ハンじゃないと乗れないクルマだと感じますねぇ。

アイスバーンもタイヤとの接地面の雪(氷)が溶けないほどの寒さだったら、そうは滑らないのでしょうが、中途半端な寒さだと滑りやすくて電子デバイスに助けられる機会が増えますよね。

これからの時期、寒い夜中の高速道路で黒光りする路面には恐怖を感じながら運転します。 

車間距離は大事ですよね。前だけでなく後続車との距離も気になりますよね。 首都高速なんかでも下って降りる出口なんかは、下りきったところで信号待ちのケースが多いので、後続車がノーブレーキで突っ込んでこないかミラーで確認し、いざとなったらよけるためにハンドルを切って前進して避けるための車間を開けて停車しますねぇ。
by kanchi (2009-12-20 21:18) 

とも

キロロリゾートは行きたかったなぁ~
最近はスキーをする機会もなくなってしまいましたが…
最近のスキー教室は進んでいますね。こういう方法だと、幼い子も楽しく上達できていいなと思いました。
クロスポロはさすがでしたね。何より、ももんがさんの良識ある運転に感服しました。結局は無事に帰ってくることが一番大切なのですから、臆病くらいでいいのかもしれませんね。ちなみに私は昔、自分の車でスキーに出かけた際、怖い思いをして、雪道には懲りております(^_^;)
by とも (2009-12-21 00:10) 

ももんが

junさん。
雪国在住だと苦労しますよね。
私も一冬に3回くらい「四駆にすれば良かった」と思うことがあります。
でも過信も禁物ですし、難しいところです。
by ももんが (2009-12-21 02:02) 

ももんが

kanchiさん。
パナメーラは本気じゃないですよ。
とても無理なので・・・。
やはり最低地上高低いですよね。
もう一回り小さければと思うのですが。

そう、もっと寒ければ大して滑らないんですよ。
途中に「路温-3℃」と表示されていたので一番滑りやすい温度だったようです。

後続車との距離は気になりますよね。
後ろから煽られたらじわじわと減速して前走車との距離を広げることにしています。
こうすることで事故の危険を少しでも避けられますし。
皆がそれくらいの意識を持って運転してくれたら良いんですけどね。

by ももんが (2009-12-21 02:08) 

ももんが

ともさん。
キロロは良いところですよー。
ただし設備にお金が掛かっている分、何もかも高いです。
昼食をまともに食べたら一人1000円では収まりませんし。
スキー教室は見ていて「自分も子供の頃にこういうところに行きたかった」と思いました。
夏の峠ではちょっとばかり飛ばしてしまうんですけどね。
最近は何かあったときの対処能力にも自身がなくなってきたので出来るだけのんびり行く事にしています。
クロスポロの電子装備にはずいぶん助けられました。
by ももんが (2009-12-21 02:13) 

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