ブラティスラヴァからこんにちは。 [クルマ]
マンションの駐車場に佇む”CrossPolo”を見回して一人悦に入る。
ふはははは!ついに我輩はドイツ車オーナーになったのだ!
誰だコイツは!?
「いつかはドイツ車を手に入れたいなぁ」
初めてそう思ってから早いもので20年。
ついに念願叶ったのだから多少不審でも構うまい。
ただし。
「ドイツ車」だからドイツ製とは限らない。
同じフォルクスワーゲンのゴルフ(右ハンドル)は南アフリカ製だし。
メルセデスMLクラスはアメリカ製だし。
ポルシェボクスター/ケイマンはフィンランド製だし。
グローバル化の進んだ現代ではブランドの本拠と生産国が違う事くらい不思議でも何でもないのだ。
世の中にはドイツ製でなければ「ドイツ車」と認めない頑なな人も少なくないようだが、私は大雑把な上、雰囲気重視なのでジャーマンブランドであれば生産国はどこでも構わない。
品質管理はドイツ基準でなされているのだと妄信している事だし。
生産国が気になる方は知る方法がある。
エンジンフードを開けてみるのだ。
「Assembled In 〇〇」とは表記されていないが、車台番号から調べる事が出来る。
VWの場合は車台番号の11桁目のアルファベットが生産国コードになっている。
我がクロスポロは11桁目が「D」。
すなわちDeutschland!
うををドイツ製じゃないか!
と興奮したのはぬか喜び。
「D」はスロヴァキアのブラティスラヴァ工場を意味するのだった。
右ハンドルのPoloはスロヴァキア製から南アフリカ製に切り替わったと思い込んでいたので、嬉しい驚きだった。
生産国はどこでもいいと言ったばかりだが、正直なところヨーロッパ製の方が「その他の地域」製よりも印象がヨロシイ。
昔から工業が発展していた国であるし。
ちなみに他の国の場合は以下のとおり。
W:ドイツ・ウォルフスブルグ工場
P:ドイツ・ドレスデン・モーゼル工場
D:スロヴァキア・ブラティスラヴァ工場
M:メキシコ・プエブラ工場
U:南アフリカ・ユイテンハーグ工場
他にもあるのだが全部は調べられなかった。
ご容赦願いたい。
東西冷戦の終結後、元西側国家の製造業は確かな工業力(CZ75に代表される銃器くらいしか思いつかないが)と安い人件費に魅かれ、相次いでチェコに工場を構えたそうな。
ところがあまりにも多くの企業が殺到した為、チェコの就職状況は完全な売り手市場に。
あっという間に人件費は高騰し、安い労働力を手に入れて躍進すると言う目論みは水の泡。
投資を回収するどころか大赤字を抱える事となり、チェコに進出した企業の幹部達は「こんなはずじゃなかった」と涙を流したと言う。
その後はお察しのとおり。
「チェコの人件費が高騰したのならその周辺国だ」とばかりスロヴァキアやルーマニアへの工場進出が相次いだ。
VWのブラティスラヴァ工場もそのような経緯で建設されたのだと窺い知れる。
我がクロスポロも紆余曲折の末、ブラティスラヴァで生を受け、スエズ運河を越えて船に揺られて来たのだなと思うと感慨もヒトシオである(ついでに前オーナーの元で暮らしてきたわけだが)。
出身地が何処だろうと私にとっては掛替えの無い「ドイツ車」に違いない。
懐の許す限り(心許ない懐だ)濃密な付き合いをしたいと思う。
↓この映画はブラティスラヴァでのエピソードからスタート。町並みがキレイだった。
ふはははは!ついに我輩はドイツ車オーナーになったのだ!
誰だコイツは!?
「いつかはドイツ車を手に入れたいなぁ」
初めてそう思ってから早いもので20年。
ついに念願叶ったのだから多少不審でも構うまい。
ただし。
「ドイツ車」だからドイツ製とは限らない。
同じフォルクスワーゲンのゴルフ(右ハンドル)は南アフリカ製だし。
メルセデスMLクラスはアメリカ製だし。
ポルシェボクスター/ケイマンはフィンランド製だし。
グローバル化の進んだ現代ではブランドの本拠と生産国が違う事くらい不思議でも何でもないのだ。
世の中にはドイツ製でなければ「ドイツ車」と認めない頑なな人も少なくないようだが、私は大雑把な上、雰囲気重視なのでジャーマンブランドであれば生産国はどこでも構わない。
品質管理はドイツ基準でなされているのだと妄信している事だし。
生産国が気になる方は知る方法がある。
エンジンフードを開けてみるのだ。
「Assembled In 〇〇」とは表記されていないが、車台番号から調べる事が出来る。
VWの場合は車台番号の11桁目のアルファベットが生産国コードになっている。
我がクロスポロは11桁目が「D」。
すなわちDeutschland!
うををドイツ製じゃないか!
と興奮したのはぬか喜び。
「D」はスロヴァキアのブラティスラヴァ工場を意味するのだった。
右ハンドルのPoloはスロヴァキア製から南アフリカ製に切り替わったと思い込んでいたので、嬉しい驚きだった。
生産国はどこでもいいと言ったばかりだが、正直なところヨーロッパ製の方が「その他の地域」製よりも印象がヨロシイ。
昔から工業が発展していた国であるし。
ちなみに他の国の場合は以下のとおり。
W:ドイツ・ウォルフスブルグ工場
P:ドイツ・ドレスデン・モーゼル工場
D:スロヴァキア・ブラティスラヴァ工場
M:メキシコ・プエブラ工場
U:南アフリカ・ユイテンハーグ工場
他にもあるのだが全部は調べられなかった。
ご容赦願いたい。
東西冷戦の終結後、元西側国家の製造業は確かな工業力(CZ75に代表される銃器くらいしか思いつかないが)と安い人件費に魅かれ、相次いでチェコに工場を構えたそうな。
ところがあまりにも多くの企業が殺到した為、チェコの就職状況は完全な売り手市場に。
あっという間に人件費は高騰し、安い労働力を手に入れて躍進すると言う目論みは水の泡。
投資を回収するどころか大赤字を抱える事となり、チェコに進出した企業の幹部達は「こんなはずじゃなかった」と涙を流したと言う。
その後はお察しのとおり。
「チェコの人件費が高騰したのならその周辺国だ」とばかりスロヴァキアやルーマニアへの工場進出が相次いだ。
VWのブラティスラヴァ工場もそのような経緯で建設されたのだと窺い知れる。
我がクロスポロも紆余曲折の末、ブラティスラヴァで生を受け、スエズ運河を越えて船に揺られて来たのだなと思うと感慨もヒトシオである(ついでに前オーナーの元で暮らしてきたわけだが)。
出身地が何処だろうと私にとっては掛替えの無い「ドイツ車」に違いない。
懐の許す限り(心許ない懐だ)濃密な付き合いをしたいと思う。
↓この映画はブラティスラヴァでのエピソードからスタート。町並みがキレイだった。
A26 地球の歩き方 チェコ/ポーランド/スロヴァキア 2008~2009 (地球の歩き方)
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/04/19
- メディア: 単行本
こんばんは、ももんがさん。
生産国調べたことないな~。
ドイツブランドであれば、ドイツ車ですよね。
by tomo (2009-01-29 22:32)
数年前にインポータから聞いた話によると、
ポルシェは911だけは国外・外注には出さないそうです。
逆に911以外は国外の生産委託先による生産が基本だそうです。
メルセデスやBMWもかつては四駆モデルはシュタイアとの合弁外車で生産していたし、一部ディーゼルエンジンはシュタイアが供給していたのではないかと思います。
ヤナセのセールス曰く、南アフリカ生産の右ハンドル・モデルの方がふざけた(はずかしい)問題が少ないので安心できる。ドイツ生産の左ハンドル車だと、時折品質管理を疑いたくなる不具合が発生するとぼやいていました。
私もグローブボックスのフタに金髪の毛髪が絡まっていたり、ドアの内張からスナック菓子っぽい包装紙が出てきた経験を持ちます。自分の目で確認したわけではないですが、友人のクルマではソーセージを指していた串みたいなモノが出てきたと言っていました。
某独車のインポータに勤務する知人に言わせると、ドイツ人は南アフリカ人の組み立てる品質を信用せず、目くじら立てて管理しているから、却ってドイツ生産より品質は良いかもとのこと。
大手マーケティング会社(たしかJDパワー)が発表した資料によると、アメリカ生産のメルセデスのMLは最初の頃は品質によるクレーム率がダントツ(米国ブランド社は除)だっとそうです。しかしながらクレーム処理が上手いのでしょうね、満足度は高かったそうです。
by kanchi (2009-01-29 23:46)
tomoさん。
賛同していただけて嬉しいです。
ドイツドイツ言って喜んでおります。
by ももんが (2009-01-30 20:02)
kanchiさん。
やはり911は特別な存在なのでしょう。
ドイツ製でない911には私ですら違和感を持ってしまいます。
実はドイツのモノづくりが日本で言われているほど素晴らしいものではない事は知っていたのですが、あえて目を瞑っております。
あくまで雰囲気重視という事で。
クレーム処理は大切ですね。
壊れるのは仕方ない事ですから、その後の処理さえしっかりしてくれれば安心して乗り続けられます。
by ももんが (2009-01-30 20:06)