と言うのも街に溢れるピスト乗り(フリーギヤ付きのシングルスピードも含む)がジャマで仕方ないからだ。
もともとトラックで走るピストにはブレーキすら付いていない。
なので「ピスト乗り」にとっては何も付いていない事が「カッコイイ」らしい。
そう言うことだから無灯火は当たり前、反射鏡さえ取り付けない。
ブレーキは付いていても前後どちらか一組だけ。
固定ギヤだとブレーキ無しの者もいる。
そう言う危険な連中がふらふらと街を走り回っているのだ。
どうもニューヨークのメッセンジャーを真似して流行り出したようで、2,3年前から札幌でも頻繁に見かけるようになった。
ブレーキ無しでどうやって止まるのかというと、漕ぐのをやめれば止まる。
とは言えブレーキをかけた様には止まらない。
「止まりにくいからそのまま信号無視」そういう輩も結構な頻度で見かける。
私も信号無視のノーブレーキピストにぶつけられそうになってFuck!(と言う意味の日本語で)と怒鳴りつけた事がある(無視された)。
交差点内でスタンディングしているアホも時々見かける。
右折車線を直進するノーブレーキピストも見かけた事があるな。
メッセンジャー気取りで調子に乗っているのだろう。
最近知ったのだが、ヤツらは札幌中心部の大通公園に夜な夜な集まっては、スタンディングスティルの練習をしたり、集団で無灯火のまま夜のポタリングを楽しんだりしているらしい。
そういうイベントのサイトを見ると無灯火はもちろん、飲酒運転もしているようだ。
市内の自転車店が一枚噛んでいるというのだからマコトに嘆かわしい。
昨夜の勤務中に4車線の一方通行路の「右端」の車線を完全に占拠してダラダラと走っているピスト集団を見た。
無灯火なのに後向きに白色のフラッシャーを付けていたりして何をかイワンヤ。
並走はもちろん法律で禁止されているが3台が横に並んでいた。
深夜で交通量が少ないとは言え、どうしようも無い。
RPG7を打ち込んでやりたくなる程の無法ぶりだ。
見た目がカッコイイからってシングルスピードを買っていたらああいう連中と同じ目でみられていたのだよなぁ。
もちろん私は前後ブレーキとライトを装着するつもりでいたが。
もっとも自転車に興味の無い人からみたらピストもロードも一緒でしょうな。
一部の心無い人間の為に真面目にやっている人が迷惑するのはどの世界でも共通なようで。
何も無法自転車はピストに限った事では無いし。
何でも法令で取り締まるのは良くないという人もいるが、ノーブレーキピストなんて危険極まりない乗り物が街に蔓延るのを放置してはならない。
しかもヤツらは人通りの多いところでしか乗らないのだ。
ブレーキの付いていない自転車を乗る事は厳しく取り締まってもらいたいと切に願う。
しかし死亡事故でも起きないと行政は動かないのでしょうな。
ぶつけられないように気をつけるしか手はないようで。