「・・・ところがホイールをBBSに換装すると、乗り味がガラリと良くなったのである。」(芝浦工大・小口研究室テストレポート)
20年以上前からBBSホイールの雑誌広告に使われ続けているフレーズである。
まさか小口先生(誰?)もこんなにいつまでも活用され続けるとは思わなかったダロウナ。

高校卒業を控えたある時、ふとした事から読み始めた雑誌CAR GRAPHIC。
そのクオリティの高さに感動したものだった。
ちょうどその頃、BBSの鍛造ホイールの製造工程を紹介した記事が掲載されており、ロードバイクを通じてマテリアルに興味を持ち始めた私は食い入るように読んだ。
さすがドイツはホイールまでチガウ!
感涙した私は「いつかはBBSホイール!」と決意をあらたにしたのだった。

それから22年。
ついに「BBS」と刻印されたホイールを手に入れたのですよ。

感無量でアリマス!

「・・・ところがホイールをBBSに換装すると、ステアリングがあからさまに重くなったのである。」(ももんがるてんGmbHレポート。(ワラ。

換装したのはホイールだけではなくてタイヤも一緒にですがね。

正月のクロスポロ購入時から履いていたスタッドレスは185/60R15。
対して標準サイズは215/40R17。
外径は同じハズだが並べて比較するとこんなに印象が違う。
もちろん違うのは印象だけでなく重さもである。
手で持った感じでは標準タイヤ/ホイールの方が2割くらい重い。
大径ホイールってのは重いものなんですな。
タイヤ幅も太いですしね。
そりゃステアリングも重くなるって寸法でさ。

昨日腰が痛くなったのはこの重たいホイールを持って物置と駐車場とを4往復したせいだ。
幸い翌日には持ち越さなかったがヘタをすると「魔女の一撃(ギックリ腰とも言う)」を喰らったかもしれない。
ユメユメ気を付けなければ。
ちなみにスタッドレスの方は片手に1本ずつ持って歩けたが、サマータイヤは両手で1本が精一杯。
私が極端に非力である事を割り引いても重量級と言えるだろう。
小さなクロスポロにはあきらかにオーバースペック。
40扁平は薄過ぎるのでは。
ただ、心配していたほど乗り心地は悪化しなかった。
バネ下で重いものが動いている感じはするが、足元がバタつくと言うほどでもない。
最初からサマータイヤで乗っていたら何とも思わなかっただろう。

「クルマを買ったらまずホイールをインチアップして・・・」
とは誰もが考えがちな事だが、クロスポロにはこれ以上は必要ない。
と言うかコレでもう十分ヤリスギ。
まあBBSって書いてあるし。
デザインが秀逸だと思うのですよ。
塗装も濡れたように艶があるシルバーで高級感がある。
重さには目を瞑ってこの仕様で乗っていこう。


ホイールの裏側を見てみるとスポーク部分は軽く肉抜きされている。
一応少しでも軽くしようと努力したようだ。
「GERMANY」と刻印されているのでドイツ製なのだろうか。
ドイツ好きとしては嬉しいところだが、同時に残念でもある。
軽量な事で有名なBBSホイールだが、軽いのは高価な鍛造品だけで普及版の鋳造品は普通に重い。
で、
あろうことかドイツが誇るBBS軽量鍛造アルミホイールはその全てが日本のワシマイヤー社製なのだそうだ。
メイド・イン・富山県。
と言う事は日本製ではないクロスポロのBBSホイールは自動的に鋳造品である。
240万円のクルマにBBS鍛造ホイールが付いているなどとは期待していなかったが、やっぱり鋳造品だと判明するといささかガッカリ。
しかし見た目は最上だ!(・・・ムキになるところがアレですな)。
後期型クロスポロのダブル5本スポークなんか(失礼)よりコッチの方がカコイイ!(・・・必死だなw)。

マア重いけど気に入っているんスよ。








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