8月14日。日曜日。
札幌へ帰ります。
稚内全日空ホテルの朝食バイキングは実にありきたりで私好みでした。
パンの種類が多めで嬉しいです。
ベルトコンベア式のトースターがあって、上からパンを入れると良い具合に焼けたパンが下からころんと出てきます。
これで美味しく頂けましたが、使っている人は少なかったです。
しっかり食べて出発が遅くなってしまいました。
稚内市街からほど近いノシャップ岬に立ち寄ります。
漢字で書くと野寒布岬です。
昔、とんねるずが歌っていたのはノサップ岬で全然関係アリマセン。
この日も強風でした。
風雲急を告げる空模様で先が思い遣られます。
振り返ると自衛隊のレーダーサイト。
日本の空と海を見張ってくれています。
駐車場ではカモメがうろうろしていました。
人間に慣れているようです。
たくさんのカモメが空を舞っていて泣き声がうるさかったです。
ではいよいよ稚内とお別れしましょう。
日本海オロロンラインを南下します。
サロベツ原野です。
天気が良ければ日本海の向こうに利尻岳が見えるのですが、あいにくの天気で残念です。
なんとも不思議な丘陵地帯ですね。
やっぱり夏の北海道はバイクツーリングですかね。
たくさんのライダーを見ました。
途中、「ビジターセンター移転しました」という看板を見つけてノリで行ってみます。
少し内陸に入ったところにサロベツ湿原センターがありました。
今年の春に完成したばかりとのことです。
屋内の展示も凄く綺麗でした。
外へ出ると浚渫船が展示されています。
ここは昔、泥炭採掘工場だったそうです。
全然知りませんでした。
湿原を行く浚渫船を想像すると何かロマンが感じられます。
湿原には自然観察路の木道が完備されていました。
様々な植物を観察できるようですが、風が強くて寒かったのであまり奥には行きませんでした。
予定外の出費。
エゾモモンガのぬいぐるみを見つけて買ってしまいました。
なかなか良く出来ていると思います。
ぞんざいな名付けが得意な妻によって(「う〇こでんでん」の前科アリ)モモンガは「ぺた」と名付けられてしまいました。
理由はぺたんこだからですと。
隣のレストハウスでソフトクリームを食べて出発します。
すぐに幌延町のトナカイ観光牧場へ到着しました。
こんな建物に住みたいです。
でもソフトバンク携帯は圏外でした・・・。
屋内の自販機。
ガラス瓶入りコーラの自販機が復権しているんですかね。
今回の旅行中何度も見ました。
物珍しくて子供が大喜びしていました。
上に飾られたトナカイの剥製が迫力です。
奥のレストランではトナカイ肉を使った料理が食べられます。
売店ではトナカイ肉のソーセージなんかも売っていました。
ですがちょっと高価なので今回はパス。
トナカイの餌を購入して子供に餌やり体験をさせてやります。
角が面白いです
餌を見せるとすぐにトナカイが寄ってきます。
ベロンと舐めて食べるそうです。
子供の手はトナカイのよだれでベタベタになってしまいました。
それでもなかなか楽しかったようでご機嫌でした。
見ていた私はアブに足を刺されていました。
1週間経った今でも痒いです。
牧場の隣は幌延深地層研究センターです。
何をするところかと言いますと、要するに核廃棄物を安全に埋める研究をしている所なのだそうです。
色々と考えさせられますね。
稚内を出てからまだ100キロも走っていないのですがwww
この後、急に土砂降りになって札幌までの帰路はひたすら苦行でした。
写真を撮る気にもなりませんでした。
無事に帰って来れたので良かったのですが。
寄り道したので往復で800キロ弱。
私は運転好きなので全然構わないのですが、丸二日をコンパクトカーの後席で過ごして一言も文句を言わない妻子は結構凄いなと思います。
多少、強行軍となりましたが、思い出深い旅行となりました。
次は知床とか行ってみたいですね。