ここでSONYのナブユーNV-U35の「徒歩モード」を初めて使ってみました。
結構面白いです。
ですが、ポケットに入れたりすると内臓の電子コンパスが目を回してリルートしまくる事になるので、なるべく平行を保って手で持ち続ける必要がありました。
稚内港に沿って歩いたので道路に漁船が横付けされていたりしてビビります。
いきなり岸壁ってなんか落っこちそうで怖いですね。
目指すお店は稚内副港市場という商業施設にあります。
ナビに従って歩いていくと副港市場に着きましたが何か薄暗くて人影もまばらです。
「まさかお盆で休み?」
と焦りましたが、何のことはありません、裏口に案内されていました。
表に回ると明るくて良い感じです。
表は屋台村になっていて飲食店が立ち並び、どのお店からも美味しそうな匂いが漂ってきています。
お目当てのロシア料理店「ペチカ」を見つけて早速入りました。
ロシア料理はピロシキとボルシチしか知らないので一番安いコースを2人前と保険に普通のピザを1枚注文します。
せっかく車を置いて歩いてきたのですから、ビールも飲んじゃいましょう。
ロシアのビール「バルティカ」です。
ラベルに「3」とありますが、1から9まであり、数字が大きくなるほどアルコール度数も上がるそう。
このお店には3と9がありましたが、普通の度数の3を選びました(「9」だと8%だそうです)。
麦芽とホップだけで作られた本物のビールですね。
喉越しスッキリで美味しいです。
日本人好みのビールだと思います。
料理が次々運ばれてきます。
ビーツ(甜菜)のサラダとピロシキ。
ビーツは甘味があって美味しいです。
ドレッシングまたなんとも爽やかで大変に美味なサラダでした。
ピロシキは油で揚げたのではなくて焼いたものです。
素朴な味で毎日でも食べられそうです。
「舌に合わなくてもブログネタになればいいや~」
そんな気持ちで訪れたロシア料理店でしたが、のっけから想像以上に美味しくて感動してしまいました。
以降、ペリメニという水餃子のような料理、定番のボルシチ、豚肉を串焼きにしたシャシリークが出てきました。
どれもシンプルな味付けで素材の良さを存分に引き出していたと思います。
スパイスとハーブの使い方が絶妙なんですね。
日本人向けにアレンジされているのかもしれませんが、ロシア料理というものは非常に繊細で好ましいと感じました。
食べるのに夢中で写真はもう無いんです。
アシカラズ。
ロシア人の女将さんが切り盛りしているのですが、女将さん、手が空くとギターを抱えてロシア民謡を歌いだします。
異国情緒が手軽に味わえますね。
注文した料理は2.5人前くらいですが、3人で食べてお腹いっぱいになりました。
ここの料理は脂肪が少なくてヘルシーです。
胃腸が弱りつつある私が存分に食べて飲んでも胸焼けも起こさなければゲップも出ませんでしたから。
すっかりロシア料理ファンになってしまいました。
腹ごなしにまたフラフラ歩いてホテルに戻ります。
ホテルの向かいの公園では盆踊りが開催されていて楽しげでした。
車で一気に走り抜けてしまう旅も良いですが、こうして歩き回るのも捨てがたいですね。
ホテルの近くには北海道遺産に選定されている北防波堤ドームがあります。
ドーム型の防波堤で400m以上続いています。
昭和初期に建造されたそうです。
エンタシス風の柱がずらりと並ぶ様は圧巻でした。
ドームの下は風雨が凌げるのでミツバチ族にとっては恰好の野営地です。
何台ものバイクや自転車と一人用テントが並んでいました。
こういう光景を見ると自分もテント持って旅立ちたくなってしまいますね。
全日空ホテルの最上階はオーシャンビューのバーになっています。
深夜、子供が熟睡しているのを確認して妻と二人でコソコソと行ってみました。
うふふ~、たまにはこういうのも良いんじゃない。
が、
ラストオーダーにギリギリ間に合いませんでした・・・(丁重にお断りされました)。
全然悔しくない。
いや、稚内の夜景なんて大したことないですし!
夜の稚内港なんて真っ暗ですし!
そもそもオシャレなカクテルとかあんまり興味ないですし!
。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
オシャレに飲んでみたかったよう~。
隙間からチラっと覗いた夜景は結構綺麗でした。
部屋に戻ってしかちゃん抱いてフテネです。
ロシアビールamazonでも売ってた~。