このところ脅威に感じていた件の読み聞かせですが、無事に務めを果たす事が出来ました。
開放感に包まれております。
大人数の前で話すのは緊張しますね〜。

朝、小学校の会議室に集合したのですが、アレッ!?
みんな絵本を持ってきてる・・・。
文庫本を持ってきているのは私一人でした。
読み聞かせというのは紙芝居のように絵本を見せながら読むものなのですね。
こりゃまいったワイと思っても後の祭りでゴンス。

指定された2年生の教室に行きます。
子供さん達が元気で礼儀正しくて感心します。
うちの子も見習わせたい。
グリム童話の中から持ち時間に収まるものを読みましたが思いのほか聞き入ってもらえました。
良かったです。

後で他の父兄の方から、「2年生に文庫本で読み聞かせるなんてチャレンジャーですね」と言われましたが「読み聞かせ」がどんなものか知らなかっただけです・・・
次回(があるなら)何か工夫しないといけませんね〜。

ただ読む作品を選ぶに当たっては若干チャレンジしました。
選んだお話では登場人物がほとんど全部死にます。
まあ初版のグリム童話では大概の作品で人が簡単に死にますが。
最近の本ではおなじみの昔話も登場人物がまったく死なないようにアレンジされていたりするそうです。
ももたろうでも鬼を退治するのではなく、戦って改心させ友好の証しにお宝を分けてもらうお話になっているとか。
猿かに合戦の猿も改心してカニと仲良くなるみたいです。
そういうのは好きじゃないです。
医療や福祉、人権意識の発達していない昔のお話なんですからワンミスで簡単に死なないと。
そういう所から命の大切さとかを考えてくれたら嬉しいですが、私の読み聞かせで伝わりましたかどうか。

今回の読み聞かせについて子供達にアンケートをとって結果を後日教えてくれるそうです。
子供達に評価されるとなるとまたひとしきり緊張してしまいますが、どのように受け取ってくれたのかは早く知りたいですね。

子供達と交流できて有意義な休日でした。
珍しく明日も休みなのですがまたしても天気が悪いそうなので自転車のメンテナンスでもしてゆっくり過ごそうと思います。




本当は恐ろしいグリム童話 (WANIBUNKO)

  • 作者: 桐生 操
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2001/01
  • メディア: 文庫