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きっかけはアクシデント その2。 [クルマ]

ジツは無力感に包まれたのはクルマから降りた後のことなのだ。

衝突の瞬間、私は結構ハイテンションだった。
無意識に「OHhh!Shiiit!」と叫んでいたらしい。
あきらかにアクション映画の見過ぎですな。お恥ずかしい。

プジョーにバンザイアタックを仕掛けられたラクティスはご覧のように横転滑走した後に停止した。
161400AA.jpg
(リヤゲートは後続車の人が外から開けてくれたのだ。念の為。)

この日に限って息子を助手席に座らせていたのは幸いだった。
シートベルト・プリテンショナーが作動したのだろう。
息子はチャイルドシートごと助手席に固定されたままだ。
身体を支えてやろうと慌てて息子のほうに手を伸ばす。
「ねー。オレぶらさがっちゃてるんですけど」
・・・誰に似たのか分からないが息子は呑気だ。
とりあえず無事を確認。
振り返って後席の妻に呼びかける。
妻も大丈夫だという返事。
しかし後で分かったのだが妻は鞭打ちになっていた。
私の後ろにシートベルトを締めて着座していたのだが、気の毒なことに私の叫び声に驚いて身を乗り出したところで衝突横転。
激しく首を振られ、サイドガラスに頭をぶつけていた。
後席にもシートベルト・プリテンショナーが付いていればと思う。
最後に自分の身体も確認。
横転した際に右肘をドア内張りにぶつけたようだが大したことは無い。
家族の安否が先で自分は後回し。
ワープアだけど意外とファミリーマンなのですよ(いや関係ないですなw)。

さて、この有様ではハザードを点灯してもあまり意味は無さそうだが、一応お約束だ。点灯しておこう。
回り続けているエンジンを止めたのは良いがメイン電源が切れない。
ラクティスにはプッシュスタートシステムが採用されているが回路のどこかが衝撃で壊れたようだ。
息子の身体を支えながらベルトを外して立たせてやる。

リヤゲートのガラスを叩き割ってソコから外に出るしかないだろう。
そう思ってグラブボックスにしまってあるレスキューハンマーを取り出そうと立ち上がったのだが、何か妙な事に気が付いた。
横転した車内なのにまっすぐ立てているゾ。
足元を見てみると何の事はない、私はしっかりとアスファルトの上に立っていた。
衝撃で運転席のドアガラスが粉砕していたのだ。
オッソロシイ。
遅まきながら冷や汗が吹き出したのを思い出す。

その時、助手席のドアが開いた。

つづく。


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タグ:事故
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